神前式を挙げたい場合はどうすれば良いか

実施したほとんどの人が満足する式

とあるウェディングのアンケート調査によると、神前式で結婚したほとんどの人が大変満足したという回答をしているようです。神前式と聞くと日本古来からの歴史的な結婚の形のように捉えられがちですが、実際には今の形になったのはほんの100年ほど前のこと。基本は神道で、大正天皇のご結婚の時の形を原型に、民間に広まったものとされています。神様の前で執り行われるのだから、挙げる場所は神社しかないようなイメージもありますが、必ずしもそうとは限らないようですね。近年では多くのホテルでも専門会場でも執り行われていますので、近くに良い神社がないからと言ってあきらめる必要はありません。日本伝統の形であることは間違いありませんし、由緒正しいものであることも事実。費用は平均で5万円程度が相場と言われていますので、そこまで予算的にも厳しいものではないでしょう。ただ、笙と篳篥と龍笛による雅楽の生演奏である「三管演奏」の依頼をすると、さらに予算が必要となります。でも、厳かな雰囲気で場を神聖にしてくれる演奏ですから、3~5万円アップしても是非頼みたいですね。

日本人には馴染み深い場所で結ばれる喜び

日本人は本当に小さな子供の頃から、お宮参りや七五三など、神社で様々な行事を執り行っていますよね。お正月には初詣に向かうなど、折りに触れて足を運ぶ場所ですし、神聖でお目出たい場というイメージもあります。そんな日本人ならではの厳かな神殿で、美しい和装の花嫁花婿になれるのは本人にとっても嬉しいことですし、親族にとっても感慨深いでしょう。満足したという声の中には、新婦が豪華な着物を着ることができたことに感動したというものも少なくありません。現代人は普段着物を着る機会もありませんし、ましてや豪華な白無垢など、こんな時でなければ一生袖を通すことはありませんよね。由緒ある神社なら厳粛に執り行うことで満足度も高いですし、一般参拝者の方から祝福の声をかけてもらえるのも一生に一度の喜びの経験。是非、縁のある神社で結ばれる感動を体感したいですね。

実際にはどんな流れで執り行われるのか

詳細な流れは場所場所によって異なりますが、一般的な流れについてまとめておきましょう。まず、参進の儀(さんしんのぎ)で、巫女の先導で新郎新婦と参列者が行列を作り、神殿へ向かいます。三管演奏を頼んだ場合は、ここで演奏されます。参列者は血縁の強い順と決まっており、座る位置は神前に向かって右が新郎、左が新婦の親族となります。参列者が座ってから新郎新婦が巫女に先導され、入場します。修祓の儀(しゅばつのぎ)は新郎新婦と参列者が心身を清めるために受けるお祓い。斎主が祝詞奏上(のりとそうじょう)し、神様に結婚を報告します。三献の儀(さんこんのぎ)がいわゆる三々九度で、新郎新婦が神酒の盃を飲み交わす儀。それぞれ3回×3回に分けて飲むので、三々九度です。神楽奉納(かぐらほうのう)では巫女が神楽で神様に舞を奉納し、誓詞奏上(せいしそうじょう)で新郎が誓いの言葉を読み上げます。読み上げは新郎だけですが、新婦は自分の名前のみ読み上げを行います。神社によってはここで玉串奉奠(たまぐしほうてん)となり、榊を神前に捧げて二礼二拍手一礼をしますが、これは所作は異なる場合もあり。現代ではこの後指輪交換をし、親族杯の儀(しんぞくさかずきのぎ)としてその場の全員でお神酒を3口かけて飲みます。最後に斎主が一同に祝いのあいさつをして退下(たいげ)となります。

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